米大統領選で、共和党候補のトランプ氏が民主党候補のハリス氏に勝利した。トランプ氏は1世紀以上ぶりに再選失敗後に返り咲いた大統領となる。

ドナルド・トランプ前米大統領がノースカロライナ州で勝利したとAP通信が報じたことを受け、カマラ・ハリス副大統領の当選への道筋は大幅に狭まった。だが、ハリス氏が勝利する可能性はまだ残されている。

ドナルド・トランプ前米大統領とカマラ・ハリス副大統領は共に、激戦州のペンシルベニア州で勝利できなくても大統領選を制する可能性が残っている。

ドナルド・トランプ前大統領とカマラ・ハリス副大統領それぞれの獲得州はおおむね予想通りだが、いくつかの州では4年前と勢力図が変わっている。これまでのところ、主要な激戦州では両候補ともまだ勝利が確定していない。

同州で最も評価の高い世論調査では、カマラ・ハリス副大統領が3ポイントのリードを確保したことが数日前に示された。だがAP通信はドナルド・トランプ前大統領が同州を制したと伝えている。

米大統領選の共和党候補であるドナルド・トランプ前大統領は、2020年の大統領選で結果を待たず早々に勝利宣言した。一連の混乱を招いたほか、虚偽の主張を展開し、依然としてそうした主張を繰り広げている。

【ワシントン】ハワード大学のキャンパスに集まり、カマラ・ハリス氏の勝利を祝うつもりだった支持者らは、夜が更けるにつれ不安を募らせた。芝生に座り込み、ドナルド・トランプ氏と共和党に有利な結果が積み重なるのを、沈痛な面持ちで見守る人もいた。

米国各地で、有権者は民主的な選挙が行われる伝統的な場所に集まっていた。ジョージア州アトランタの公共図書館やノースカロライナ州ダーラムの教会、ペンシルベニア州バトラーの退役軍人クラブ支部などだ。ミシガン州デトロイト西部の小学校では、DJがテントの下でス ...

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共和党候補のトランプ氏は選挙運動を通じ、大げさで下品、そしてしばしば事実に反する発言を繰り返した。2020年の米大統領選で勝利を奪われたと主張し、2021年1月6日の議会襲撃に関する責任を否定し、ジョー・バイデン大統領が自身に対する刑事起訴と重罪の有罪判決を仕組んだと述べた。

カリフォルニア、ニューヨーク、イリノイといった進歩的な州の動向によってドナルド・トランプ氏が米国大統領に選ばれるとしたら、すごいことではないか。民主党が多数派を占めるこれらの州でトランプ氏が選挙人の票を獲得すると言っているわけではない。ただ、各州から ...

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